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【きょうのクイズ】どんなに高額でも、お年玉には税金がかからない?(他2問)

弁護士

神野由貴

法律に関わるクイズを弁護士が出題する、『きょうのクイズ』。

本日は、〇×クイズを『3問』出題します!


本日クイズを出題する弁護士はこちら!

【きょうの弁護士】神野 由貴
税関職員の経歴を経て、弁護士に。アディーレ法律事務所にて、不貞慰謝料の請求における交渉・訴訟、また弁護士の視点からマーケティング施策などに携わる。プライベートでは、小学生の頃からの歴史好き。歴史ドラマやYouTube、書籍など、普段から様々な歴史コンテンツを楽しみ、時間ができれば、歴史的な名所にも足を運んでいる。(兵庫県弁護士会 所属)


第1問

Q.
どんなに高額でも、お年玉には税金がかからない。
×
正解!
不正解!
A. ×

一般的な金額のお年玉であれば、基本的に税金はかかりません。

ただし、あまりに金額が大きく、 「社会通念上相当」とはいえない金額であれば、贈与税の対象になることも。 「〇〇万円からは課税対象」など、明らかな基準はないので、贈り手との関係などから個別に判断されます。

また、「年間で総額110万円」を超える贈与を受けた場合は、基本的に贈与税がかかります。これはお年玉以外も含めた、贈与の「総額」になるので、注意が必要です。もちろん「110万円を超えたお年玉」には、税金がかかることになります。


第2問

Q.
小学生は自転車で歩道を走っても良いと、法律で認められている。
×
正解!
不正解!
A.

自転車は原則として、「車道の左側」通行がルールです。 ただし13歳未満の子どもや、70歳以上の高齢者、身体の不自由な方は、例外的に自転車で歩道を通行できる ことになっています。

ちなみに、歩道に「普通自転車歩道通行可」の標識などがある場合は、そのほかの人も歩道通行が可能です。


第3問

Q.
口約束は、法律上無効になる。
×
正解!
不正解!
A. ×

法令に特別の定めがある場合を除き、 基本的に契約は口約束でも有効です(民法 第522条)。

しかし、契約について何らかの争いが起こった際には、契約の内容を客観的に証明することが必要になるため、多くの場合で契約書が作成されています。


本日のクイズは何問わかりましたか?

次回のクイズもお楽しみに!