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歴史好き弁護士が行く!日本の史跡めぐり【中村公園・大須観音周辺(第二回)】

弁護士

神野由貴

こんにちは。歴史好き弁護士の神野です。

第2回となったこの企画。早速ですが今回は、

新幹線に乗って向かいます。

出発!

さて今回、新幹線に乗ってどこに向かっているのかというと…

(良い感じの写真を撮り忘れたので、フリー画像で失礼します)

今回はここ名古屋にて、「中村公園・大須観音周辺」を散策していきます!


豊臣秀吉 出生の地” 中村公園へ

まずは、豊臣秀吉出生の地と言われている中村公園に向かいます。

地下鉄・中村公園駅出口から徒歩10分程度ですが、真っ直ぐ一本道になっており、前回の二条城と同じく、私のような方向音痴でも迷いません(笑)!


道に沿って松が植えられており、歴史ファンが訪れることを意識している?かのような雰囲気。

駅から公園までの道には、こんな看板もありました。

豊臣秀吉の説明看板

豊臣秀長(秀吉の弟)の説明看板

2026年の大河ドラマの主人公が、豊臣秀長になりましたね!

ほかにも駅から中村公園までの道に沿って、加藤清正や前田利家などの看板があり、眺めながら進んでいると、

中村公園入口には大きな鳥居が(豊国神社)


中村公園内にある「豊国神社」に参拝したあと、公園内を見て回ります。

豊臣秀吉 誕生の地の碑

秀吉の出自って、結局のところよくわかってないはずなのに、なんで生誕地の碑まであるんだ?って疑問に思っていたら、やはり「他説もある」と、横の看板の説明文に書いてありました(笑)。

小さい頃の秀吉の像もありました♪

おそらく真ん中の一番上に立っている子どもが秀吉なのでしょう。

なんだか、、、人気者というか、ガキ大将のような中心人物的存在にもみえますが、正直なところ、「実際そうだったのか…?」と感じてしまいました。

秀次事件をはじめ、晩年の秀吉といえば恐ろしい権力者のイメージも強いですが、ドラマなどエンタメの世界では、次のどちらかで描かれることが多い印象です。

1. 若い頃は好人物だったが、権力を持って変わってしまった
2.元々そういう人だった

個人的には、後者のほうが現実的だと思っています。

権力を持ったことで人となりが変わっていくという筋書きは、ストーリー性があって面白いし理解もしやすいですが、人って実際そんな簡単に変わらないだろうと。

彼の人格は若い頃から何も変わっていないけれども、利口さゆえにそういったダークな面や野心はうまく隠し、道化を演じていた…といったほうが真実に近い気がします。

本来の暗い性格を隠し、出世のために明朗快活でコミュニケーション能力に長けた人物を完璧に演じていた、といった設定の小説を読んだことがありますが、とてもリアルに感じました。


と・は・い・え!!

少なくとも主人公が豊臣秀吉のドラマや映画を見る際には、

そんなエンタメを見たいという欲求もあります。

ただただ難しいことは考えず、ハッピーエンドの「立身出世物語」をお気楽に享受したい…そんなときもありますよね(笑)。

実際、そんなドラマを見た際には、「おいおい(笑)」と言いながらも楽しく見ることができた記憶があります。

【余談】
ちなみに、その手の類のドラマで一番印象に残っているのは、秀吉が最初に仕えた松下嘉兵衛がストーリーテラーでした。(もう20年以上前のドラマで、記憶は定かではありませんが…)

ものすごく簡単に言ってしまえば、「秀吉は最初から一貫して好人物で、だから周囲の人に助けられ、幸運にも恵まれて天下を取った」みたいな筋書きです。

ドラマ終盤、松下嘉兵衛は天下を取った秀吉と再会します。「あなたは、あの頃のまま何も変わっていません」的な松下嘉兵衛のセリフが、そのドラマのラストになっていました(笑)


公園内の庭園がとてもキレイでした!

残暑厳しい時期だったのですが、日陰も多く木漏れ日が心地よかったです!

そして、公園のすぐ近くにある「秀吉清正記念館」にもお邪魔してきました!

図書館に併設されていて、入館はなんと無料!

無料でありながら、なかなかの見ごたえでした。


大須観音~名古屋に別れ

中村公園をあとに、次は大須観音に向かいました!

地下鉄の大須観音駅で降りて、ちょうど観光スポットになっている商店街のアーケードを進んで、隣の駅まで歩く、というルートです。

大須観音の境内にはたくさんのハトも(笑)
(動物が苦手&フンを落とされやしないか…身構えながらお参り)


そして商店街へ。

(名物らしいたい焼きもいただきました♪)

そのほか、美味しそうな店やおしゃれな店がたくさん並んでいて、平日でも観光客で賑わっていました。

さらに、商店街を進んでいると、なんとお寺が!

商店街のなかにあるのが驚きです。(外観も近代的…!)

「万松寺(萬松寺)」というお寺のようで、なんと織田信秀(織田信長の父)が建立したとのこと。

信秀の葬儀の場で、信長が抹香を父の位牌に投げつけたことは、ドラマ等でもよく描かれる有名なエピソードですが、どうやらここが舞台のようです。

(あとで調べたところ、場所自体は移転しているようでした。)

また、織田家の人質だった頃の徳川家康が、このお寺に預けられていたこともあったようです。

そんな歴史好きにとってたまらないスポットが、まさかこんな町中にあるなんて驚きでした!

帰りに、名古屋っぽいオブジェが駅にあったので写真を1枚。

ありがとう名古屋!

名古屋は戦国三英傑の出身地ということもあり、まだまだ見どころがたくさんなので、また訪れたいですね。

次はどこに行きましょうか?