【きょうのギモン】日本に弁護士は何人いるんですか？

【きょうの弁護士】神野 由貴
税関職員の経歴を経て、弁護士に。アディーレ法律事務所にて、不貞慰謝料の請求における交渉・訴訟、また弁護士の視点からマーケティング施策などに携わる。プライベートでは、小学生の頃からの歴史好き。歴史ドラマやYouTube、書籍など、普段から様々な歴史コンテンツを楽しみ、時間ができれば、歴史的な名所にも足を運んでいる。（兵庫県弁護士会 所属）

ポイント①　弁護士人口は、年々増加している

日本弁護士連合会（日弁連）の統計によると、 日本の弁護士人口は44,101人 となっています（2022年5月31日時点）。

この数は年々増加傾向。法科大学院制度の導入をはじめとする、司法制度改革がその背景にあります。

弁護士の数が増えることで、競争が生まれ、サービスの質が向上することが期待されていますが、一方で都市部と地方での弁護士数の偏りが課題となっており、地方では依然として弁護士不足が問題視されています。

そのため、地方における法律サービスの充実を図る取り組みも進められています。

ポイント①　女性の割合は、約2割

弁護士人口における、性別の内訳を見ると、男性は35,471人、女性は8,630人。女性比率は約19.6％です。

ちなみに、 弁護士の女性比率がはじめて1割を超えたのは、2001年のこと でした。

これをどう感じるかは人それぞれですが、意外と最近だと思いませんでしたか？女性割合の拡大は、業界全体として取り組んでいく課題となっています。

参照：第1章　弁護士人口|日本弁護士連合会